B&O Beoplay E8レビュー。NFMI対応で途切れ無し、音質・遮音性重視なら買い




デンマークのオーディオブランド「バング・アンド・オルフセン」のモバイル向けブランド「B&O Play」からフルワイヤレスイヤホン「Beoplay E8」が登場したので、早速購入し、ミッチリ使い込んでみたのでレビュー。

Beoplay h5は当ブログでも推していたbluetoothイヤホンであり、同ブランドのフルワイヤレスイヤホンということでかなり期待していました。

では早速、AirPodsなどとの比較も交えながら見ていきましょう。動作検証はiPhone Xにて。

開封&付属品をチェック!

写真で外観をチェックしながら使い勝手を見ていきましょう。

開封するとこんな感じ。箱を開けるとケースとイヤホン。

初回は必ず充電してアプリも入れてね!という簡単な説明も書かれています。
横に並べているのはiPhone XとAirPods。

付属品は、

  • イヤホン本体
  • イヤホン充電ケース
  • シリコンイヤーピース(S,M,L)、コンプライイヤーピース×1
  • micro USBケーブル

となっています。beoplay h5では独自のUSBケーブルでの充電でしたが、micro USBになっているので旅行の時なんかも充電ケーブルを気にせずに済みそう。
iPhoneユーザーなら別で持ち歩く必要がありますけどね。

ケーブルはB&Oのロゴ入りです。

イヤホンをチェック。音質・遮音性共に良好

イヤホンの外観・装着感・操作感

質感はBeoplay h5同様にシリコン・ゴムっぽいサラッとした肌触りでありながら滑りにくく耳に馴染みやすい感じ。

リング状のシルバー部の内側のロゴ部分がタッチセンサーになっており様々な操作を行うことが出来ます。(後述)

接続状況を示すLEDライトはbeoplay h5と同様イヤホンの内側(R側のRの〇の中)に付いており、暗闇でも周りを照らして眩しかったり、無駄に光って目立つこともなく配慮された設計です。すき。

イヤホン本体はそこそこ大き目でカスタムIEMやハイブリッド型のイヤホン並みのサイズ感です。

耳への装着も斜めから耳に入れて耳の中で回転させるというカスタムIEMの装着にも似たちょっと変わった感じ。これをしっかり守れば私の場合しっかりフィット。

耳に当たるのがカナル部だけでなく耳の内部全体に当たり耳を塞ぐ形なのでカスタムIEMを付けているような装着感でした。そのためか、主観ですが遮音性も一般的なカナル型イヤホン以上にあるように感じられて良い感じ。

装着感はイヤーピースを変えるとかなり変化し、付け心地が一気に悪くなったり、低域が減ったりしたのでイヤーピース選びはかなり拘った方が良さそうです。色々試したのですが、付属のシリコンイヤーピースが装着感まで含めると良好で、更に色々試すと「AET07」というイヤーピースが音質的にもフィット感的にも私の耳には良かったです。eイヤホンのみでの取扱という点が惜しいですが。。。
個人的に好きなspiral dotなんかもS/Mサイズ両方試しましたが低域が減り過ぎて好みでは無かったです。

どのイヤホンでもそうですが装着感に関しては人を選ぶため、合わなかったら手放す前提で買うか、試聴しに行くかしましょう。イヤーピースを含めたフィッティング検証をするのであれば買ってしまったほうが良いかも。

デザインに関してですが、実際に装着するとこんな感じ。AirPodsはうどんと言われていましたが、黒なので目立ちにくさはあるかも。

正面から見るとやはり筐体が大きいので若干はみ出ています。普通のイヤホンでも良くあることですが、ベッドで横になるとイヤホンを潰してしまう形になるのでもう少し薄く作れるようになると良いのかも。

イヤホンの左右共に本体側面はタッチボタンになっており、再生停止や、外音取り込みの「Transparency Mode(透明モード)」(後述)、音量の調節、曲送り、音声アシスタントの起動ができます。
イヤホンで音量の調節が出来るのは、AirPodsよりも優位な点であり、Apple Watchやスマホの音量キーに頼らなくて良いのでやはり便利ですね。

各種操作法は上の画像の通り。

右耳と左耳にボタンが1つずつとなっているので操作方法自体がかなり複雑になっており、トリプルタップ(Siriなどの音声アシスタントの使用)あたりから面倒に感じます。
ただし音楽鑑賞においてよく使う音量調整・再生停止・曲送り曲戻しに関しては2タップ以内・長押しで収まっており、アプリを入れると操作の練習が始まるので使い方に関してはすぐ慣れて操作できるようになりました。

タップのコツとしては、早くタップし過ぎずトントンとノックするようにタップすることですね。

イヤホンの側面がタッチボタンであることを知っていれば外周を持ちながらフィッティング調整をするので困らないのですが、予備知識のない人にイヤホンを渡すとタッチパネルに触れてしまい、再生停止なんかをしてしまっているようでした。
私はすんなり慣れましたが、最初は戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。

ケースから取り出すだけで電源オンではないが・・・

Beoplay E8、ケースから取り出すだけで電源オンにはなりません。しかし、電源を入れる動作が右耳をワンタップのみであるので、耳へのフィッティング調整をしているときに押せますし、長押し(硬いボタンの押し込みなど)が必要という訳では無いので特にストレスは感じません。

この仕様、再生しないままE8を放置しているとケースに戻さなくても電源が落ちるようになっているようなので電源オンという操作を入れているのだと思います。
寝落ちして、耳から外した状態で放置していても電源を入れれば朝使えるくらいにはバッテリーが残っていました。

片耳での使用は実質不可能

右耳がスマホと接続する親機、左耳が子機となっています。というわけで右耳のみでの使用は可能ですが(モノラルへの切り替えは無し)左耳だけでの使用は無理です。
基本的には両耳での使用を考えた方が良いでしょう。

ちなみにAirPodsだと片耳だけでも使うことができ、モノラルへの切り替えが自動でされますが他の多くのNFMI対応のフルワイヤレスイヤホンを見ればBeoplay E8の仕様は一般的な仕様だと言えます。

音質

イヤホン自体の音質に関してはどうしても好みがあり、E8はモニター的な音ではなくやや癖のついた特徴的なサウンドなので人は選ぶと思いますが、個人的にはかなり好き。

その音質は、H5と同傾向でB&Oとしての作る音の方向性を見失っていない印象を受けました。
似てるけど違う。h5比で低域が弾むというより沈んで広がるようになっており、ボーカルがやや前に、前面にくるという定位感は変わらず、音場も広くバックの楽器の音も特徴的に際立って聞こえてくる、、抜け感の良さも健在で、ハイも綺麗に出る。。そんな印象です。

基本的にオールジャンル良く聴かせてくれるのですが、中でもEDMの電子音、フワーッとした感じの音を聴くと、音が湧いてくるような感じがしてゾクゾクしますね。
あとは弦楽器系の音とかスネアドラムの音なんかが特徴的です。良い。

外音取り込みのTransparency Mode(透明モード)

さて、外の音を取り込めるTransparency Mode(透明モード)について見てみましょう。

左耳をタップすることでTransparency Modeに入ることができます。

モードは三種類あり、アプリから切り替えが可能。

  • 音楽を止めて外音を取り込む「AMBIENT」
  • 音楽の音量をかなり下げて取り込む「SOCIAL」
  • 音楽の音量を若干下げて外音を取り込む「COMMUTING」

「SOCIAL」モードでも音量をかなり絞っていれば会話が可能ですが、やはりそれでも会話するには聞き取りづらいことがあり、外音を取り込みながら音楽を取り込みたいという用途には良いと思いますが、会話メインとしては「AMBIENT」がオススメです。

外音取り込みの性能についてですが、流石にバイノーラルにというわけには行かず、音が鳴った方向と実際に聞こえて来た方向が微妙に異なり、音質自体もマイクを通って来たんだなとわかる程度のものです。
SONYのWI-1000Xなんかに搭載されているアンビエントサウンドなんかには劣るのでここまでのレベルを期待するのはやめた方がいいです。

ただし、E8は遮音性が高く、たとえ音楽を停止していたとしても相手が話している内容がさっぱり聞き取れないので、Transparency Modeを活用することでコンビニでのちょっとした会話やレジの会計、電車のアナウンスなどには十分に対応でき実用的でした。

私は「AMBIENT」モードを選択して、音楽停止+外音取り込みでさっとイヤホンを外すことなく会話に入れるようにしています。

通話中にも自動で外音取り込みがオンになる仕様なのですが、最初はなんで?と戸惑いました。しかし、考えてみると遮音性の高いカナル型イヤホンだと通話中に自分がどれくらいの声の大きさで話しているのか分からなかったり自分の声がモゴモゴ聴こえることがあり、外音が聴こえることで話しやすいのです。面白い工夫だなと感じました。

ちなみに同アプリから直感的にイコライザを変更できる機能なんかもあります。かなりナチュラルに音質が変わるので面白いです。

通話品質

外音までよく拾う印象ですが、声を大きく拾うので特に問題なかったです。

ケースをチェック。細かい配慮も!

ケース表面は本革で出来ており、伸縮性のあるヒモがついています。知らない友人に見せたらこれマウス?と言われました(笑)

AirPodsでは充電中であるかどうかのインジケータがケース内部にあるため分かりづらいという問題が指摘されていましたが(個人的には、イヤホンへの充電も早いしケースは夜充電すればいいのでインジケータを見る必要が無い派)、うまい具合にランプを魅せる作りになっていますね。

イヤホンのイヤーピースが差し込まれる部分も大きめにとってあって安心。狭いと出した時にイヤーピースがひっくり返ったり、そもそも大きめのイヤーピースだと入らないフルワイヤレスイヤホンなんかもあるのでGood。

イヤホンはマグネットでぱちっと収まります。

ケース自体の電池残量を示すインジケーターは後ろについています。LEDの明るさもかなり抑えられており、暗闇で目立つなんてことはありません。

ケースの電池持ちに関してですが、AirPodsに慣れているとケースの充電回数が多く感じてしまいますが、一般的なフルワイヤレスイヤホンの平均的な電池持ちなので、許容範囲と言えそうです。(ケースからの充電は最大2回可能で、計12時間再生できます。)

私の使い方だと移動中や家でそこそこ聴いたなーって使い方をして2-4日に1回程度充電してる印象ですね。

イヤホン自体のバッテリーライフが短いフルワイヤレスイヤホンでは必須とも言えるケースでの充電機能ですが、だからこそケースの良さで使い勝手が変わってきます。軽量でポケットにも入るサイズ感になっていて特に不快要素を感じないので良く出来ていると思います。

左右同士の安定性及びスマホとの接続安定性は?

やはり、NFMIは良いですね。全く左右が途切れません。

スマホとの接続安定性も良好でスマホをポイっと置いて家の中を歩き回る程度では途切れません。

NFMIの仕組みを紹介した記事にて、NFMIは接続距離をメーカーが設計できると紹介しましたが、Beoplay e8ではぴったり頭の幅程度で設計されているようでした。

AirPodsなんかだと左右が1m程度ならイヤホンの向きを問わず繋がってくれるので友人との音楽のシェアができますが、E8だとイヤホンが向き合うように30cm以内くらいでないとNFMIが途切れてしまうので他人と片耳ずつ使う使い方は厳しいです。相当顔を近づけなければなりません。

ただし繰り返しになりますが普段の使用で途切れることはありません。

スマホとの接続安定性もiPhone Xと使用した場合においては駅でも問題なく使うことができました。

キーワードはNFMI・MiGLO。途切れない左右独立フルワイヤレスBTイヤホンの選び方

2017.11.20

まとめ

ごちゃごちゃ書いて、フルワイヤレスイヤホンイヤホンを手にしたことがない人にはうまく伝わらなかったかもしれないので、個人的にフルワイヤレスイヤホンの完成形と評価したAirPodsとの簡単な比較でまとめたいと思います。

  • AirPodsよりBeoplay E8が良いところ!

イヤホンで音量調整が可能、音質が良い、遮音性がカナル型イヤホンで比較してもかなり高い

  • AirPodsの方がBeoplay E8より良いところ!

NFMIによる左右の接続可能距離(1m程度向きを問わず離れても音楽のシェアが出来るくらい繋がる)、片耳でも通話を含めて使える、バッテリーライフ、Appleデバイスとの親和性、外の音を聴きながら音楽を足せる、ケースがより小型である

Bluetoothイヤホン並びにフルワイヤレスイヤホンの快適性については使ってみればすぐ分かるので、騙されたと思って買ってみてほしいのですが、ONKYO W800BTのように音は良くても他がダメだとその快適性を打ち消してしまいます。

それを改善出来たイヤホン、それがBeoplay e8だと思いますしAirPodsと比較すると劣る面も見られるもののよく出来ている、積極的に使っていきたいと思えるイヤホンでした。

やはりAppleユーザーであるならAirPodsは是非買ってもらいたいイヤホンに違いは無いのですが、Androidユーザーであったり音質や遮音性を求める用途であればかなりお勧めできるフルワイヤレスイヤホンです。

私はその日の1日を考えてお散歩ならAirPods、移動・作業するならBeoplay E8を持ち出しています。

フルワイヤレスだからこその快適性については改めて触れませんでしたが、もちろん快適そのものです。首の後ろにすらケーブルが無いのはとても快適で、いかに従来の体の前にあるケーブルがストレスを与えていたか、思い知らされることでしょう。

 

そういやBeoplay E8で検索するとPR記事が並んでる。。うちにはオファー来なかった(;_;)

以下の記事もフルワイヤレスイヤホン選びの知識として参考になると思うで是非合わせてご覧ください。

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